クレイジータクシー 街の実在ブランド|ピザハット・KFCほか
目的地の写真に、見慣れたあの看板が出てくる。実在ブランドが街の一部だった、あの感じを思い出そう。
なつかしさ ★★★★★
遠い・約3分
この記事の要点
- クレイジータクシーのアーケード版と Dreamcast 版では、ピザハット、KFC、FILA、タワーレコードなどの実在ブランドが目的地として登場します。
- リーバイスも登場するとする資料がありますが、資料によって扱いが分かれます。
- 後年の移植版(PS3、Xbox 360、PSP、iOS)では、ライセンスの都合で名称が差し替えられました。
- 目的地には、警察署や鉄道駅、展望台など、実在ブランド以外の場所もあります。
目的地の写真に、あの看板が写っていた
客を乗せると、画面に目的地の写真と距離のカウンターが出ます。その写真の中に、見慣れた看板を見つけて、「ここならあの辺か」と走り出した人も多いはずです。
あそこの店まで頼むよ、急いでね!
クレイジータクシーの街は、サンフランシスコがモデルです。その街角に、実在するブランドの店が並んでいました。ここでは、どんなブランドが登場したのか、のちの版でどう変わったのかを整理します。なお、この記事では商標の都合上、店名は文章で触れるだけにとどめます。
登場した実在ブランド一覧
資料で挙げられているのは、次の5つです。
| ブランド | アーケード版・Dreamcast 版 | 後年の移植版 |
|---|---|---|
| ピザハット | 登場 | 名称が差し替えられた |
| KFC(ケンタッキーフライドチキン) | 登場 | 名称が差し替えられた |
| FILA(フィラ) | 登場 | 名称が差し替えられた |
| タワーレコード | 登場 | 名称が差し替えられた |
| リーバイス | 登場とする資料もある | 名称が差し替えられた |
リーバイスについては、日本語版 Wikipedia が挙げる一方、英語版の資料では扱いが分かれています。そのため、ここでは「登場したという資料もある」という書き方にとどめました。
食べ物の店、スポーツブランド、レコード店と、顔ぶれはどれも1990年代の若者に身近なものでした。ゲームの街に実在の店があるだけで、「ここは本当にある街なのかも」と感じられたのではないでしょうか。
実在ブランド以外の目的地
目的地は実在ブランドだけではありません。英語版 Wikipedia によると、警察署、鉄道駅、展望台といった一般的な場所も目的地になります。
客を乗せる場所と降ろす場所は、客ごとに違います。目的地の停止エリアは緑の壁で囲まれていて、その中に完全に止まると、客が降りて料金が支払われます。客の色と選び方でも触れているように、客の頭上の「$」の色は、目的地までの距離の目安でした。赤が近く、緑が遠い、という見分け方です。
目的地の種類を知っておくと、「あの客はここまで運ぶのかな」という想像が働きます。ブランドの店も、警察署も、等しくゴールのひとつでした。
後年の移植版では店が差し替えられた
アーケード版と Dreamcast 版で見られた実在ブランドは、後年の移植版では姿を消しました。PS3、Xbox 360、PSP、iOS などの版では、ライセンスの都合で名称が差し替えられ、一般的な店に置き換わっています。
BGM も同じで、権利の都合で曲が入れ替わった移植版があります。IGN は、PS3 と Xbox 360 版で曲が削除されたことについて、「もう一度遊ぶ理由の半分が失われる」という趣旨の評をしています。どの版を遊ぶかで、街の風景も耳に残る音も変わってくる、ということです。
BGM について詳しくはBGM のページに、版の違いの全体像はアーケード版と家庭用の違いにまとめています。
なぜ実在ブランドを入れたのか
開発者の話として、ブランドを入れたのは街に「リアルさ」を足すためだった、と伝えられています。ゲームの街が現実と地続きに見える効果を狙ったのでしょう。
選曲の経緯について、菅野氏が日本のタワーレコードで多くの曲を聴き、The Offspring と Bad Religion に絞った、という記事もあります。街の看板としても、曲の入り口としても、タワーレコードはこのゲームと縁が深い存在でした。
看板を目指す前に覚えておきたいこと
目的地の写真は、客を乗せたときに表示されます。走っている途中でも、ボタンで再表示できます(Dreamcast 版の説明書による)。矢印は目的地のおおまかな方向を示すだけなので、写真と街の景色を照らし合わせて、道を考えるのが基本でした。
実在ブランドの看板は、目印としてとても役に立ちました。見慣れた看板が見えると、「この先だ」と分かって、進路に迷いません。街を覚えるほど、看板が道しるべに見えてくる、という人もいたことでしょう。
あの店、どこにあったっけ
ブランドの看板が並んでいると、記憶の引き出しがいろいろ開きます。
- 目的地の写真を見て、「あのチキンの店だ」と一発で分かった
- 空腹のときにゲームをして、余計にお腹が減った
- 実際のお店で看板を見て、「あ、クレタクの」と思い出した
看板を見て走り出した
あなたが一番最初に覚えた目的地はどこでしたか。思い出せる看板を挙げてみると、あのころの街の様子がよみがえってきます。
よくある質問
クレイジータクシーにはどんな実在ブランドが登場しますか?
ピザハット、KFC、FILA、タワーレコードが挙げられます。リーバイスも登場するとする資料がありますが、資料によって扱いが分かれます。
クレイジータクシーの実在ブランドは今の版でも出てきますか?
後年の移植版では、ライセンスの都合で名称が差し替えられ、一般的な店になっています。アーケード版と Dreamcast 版のころの看板とは、見た目が違います。
なぜクレイジータクシーに実在ブランドが出てくるのですか?
開発者の話として、街に「リアルさ」を足すために入れたと伝えられています。