ポータブル・オプス 基本情報|PSP版MGSのデータ総まとめ
2006年の年末、PSPでスネークと潜入した。敵を捕まえて仲間にする、あの変わったメタルギアの基本データをまとめます。
なつかしさ ★★★★☆
この記事の要点
- 『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』は、コナミデジタルエンタテインメントが発売したPSP用の戦略諜報アクションで、日本では2006年12月21日に発売された
- 北米版の発売は2006年12月5日で、日本より先に出ている
- 開発は小島プロダクションで、小島秀夫は企画・原作・総監督として関わる立場にあり、物語は1970年を舞台にしている
- 敵兵を捕らえて仲間に加え、最大4人の潜入チームを組むのが最大の特徴
- 無線LANやGPSを使った兵士の入手、最大6人の通信対戦にも対応していた
UMDを入れた瞬間、PSPがスパイ機材になった
2006年の年末、PSPのメニューにメタルギアのアイコンが並んだ。据え置き機で追いかけていたシリーズを、ベッドの中や通学電車で遊べる。そう思っただけで胸が高鳴った人も多いのではないでしょうか。
ただ、起動してみると据え置き機のMGSとは手触りが違いました。主役のスネークは一人で潜入するのではなく、捕まえた敵を味方に変えて、部隊ごと動かします。このページでは、その変わったメタルギアの基本データを先に押さえます。
敵は倒すだけじゃない。使える兵なら、こちらに引き込むんだ。
物語の中身はストーリー、シリーズ内での立ち位置は1970年の物語で詳しく扱います。ここでは、ゲームとしての骨格を見ていきます。
発売日と開発体制のおさらい
まずは基本データです。日本と北米では発売日が違い、北米のほうが先でした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | メタルギアソリッド ポータブル・オプス(略称 MPO) |
| ハード | PlayStation Portable |
| ジャンル | 戦略諜報アクション(ステルス) |
| 発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
| 開発元 | 小島プロダクション |
| 日本発売日 | 2006年12月21日 |
| 北米発売日 | 2006年12月5日 |
| プレイ人数 | 1人(通信対戦は最大6人) |
欧州と豪州の発売日は、資料によって日付が食い違います。そのため、このサイトでは日本版と北米版の日付だけを書きます。
スタッフを見ると、小島秀夫は企画・原作・総監督、岡村憲明がプロデューサー、山本真裕が監督という布陣でした。脚本と設定考証には三雲岳斗と平野聡の名前があり、キャラクターデザインは新川洋司と福家亮平(Huke)が担当しています。小島秀夫はプロデュースの立場で、開発の中心は『メタルギア アシッド2』などを手がけたスタッフだったとされます。
携帯機専用の設計になったのは、無線LANで仲間を集められるという案が出たからだ、という開発談も伝わっています。
敵を捕まえて仲間にする、という発明
本作のいちばんの特徴は、チームで潜入するしくみです。麻酔弾やCQCで敵兵を無力化して捕らえ、味方に加えていきます。出撃できるのは最大4人編成で、操作するキャラクターは切り替えられます。操作していない仲間は、段ボールに隠れて待機する、という絵面も印象的でした。
仲間集めの流れはこうです。
- 敵兵を気絶または麻酔で眠らせる
- 目を覚ます前に、車両のそばまで運ぶ
- 捕虜として扱われ、ゲーム内で数日たつと仲間になる
- 一般の兵が死ぬと、そのまま戻ってこない
ユニークキャラクターは少し扱いが違い、負傷すると医務室で休んで、しばらく使えなくなります。
能力値はLIFE、STMN(スタミナ)、SNS(センス)の3つに加えて、各種のスキルがあります。同じ服装の敵兵には気づかれにくくなる、という特性もあり、元敵兵の仲間を連れていく意味がはっきりしていました。
出撃しない仲間にも役割があります。諜報チームは情報を集めて報告を届け、そこからサブミッションが発生します。技術チームはアイテムを開発し、医療チームは回復と医薬品を担当しました。詳しい動きはミッション攻略と、スカウト完全ガイドで追っていきます。
PSPには右アナログスティックがないため、視点操作の代わりにサラウンドインジケーターが導入されました。音の方向を波形で表し、青は近い、赤は見つかる距離、という見方をします。携帯機の制約から生まれたレーダーの代役です。
外へ連れ出されたPSP:無線LAN、GPS、通信対戦
2006年のPSPは、家の外でも通信できる機械として売られていました。本作はその特徴をゲームの中心に組み込んでいます。
| 入手・遊び方 | 内容 |
|---|---|
| APスキャン | 無線LANのアクセスポイントに接続すると、場所に応じた兵士が加わる |
| GPSスキャン | 別売りのGPSレシーバーを付け、特定の地点へ行くと兵士が得られる |
| Wi-Fiトレード | 近くのPSPと兵士を交換する |
| 通信対戦 | 最大6人で対戦する |
| ゲームシェアリング | 1本のソフトで最大4人が遊べる |
GPSやAPスキャンなどの兵士入手は、いわば「外に出ないと会えない仲間」を作る仕掛けでした。MGS3に出てきたGRU、KGB、オセロット部隊の兵士は、APスキャンでのみ入手できる、という扱いです。
インフラストラクチャーモードのオンラインサービスは、2012年3月30日に終了しました。いまアドホックモードは、近くの人と直接つなぐ形で遊べます。通信まわりのくわしい話は、よくある質問の通信の項目にもまとめています。
評価と、その後の展開
当時の海外評価は高く、Metacriticのメタスコアは87(54件)、GameRankingsの平均は約87%でした。IGN、GameSpot、Eurogamerが9点をつけたと伝わっています。一方で、少ない要素で多くをやろうとしている、という指摘もありました。
日本のGAME Watchのレビューでは「これはPSPで遊ぶ正真正銘のメタルギア ソリッドである」と評されています。
本作のあとには、2007年9月20日に拡張版の『ポータブル・オプス プラス』が出ました。ストーリーモードのかわりに無限ミッションなどを足した、オンライン重視の内容です。さらに、PSPのダウンロード配信が2009年11月、PS Vita・PS TV向けの配信が2016年に始まっています。システムは後に『ピースウォーカー』や『MGS V』へ発展した、とも語られます。
あの頃のPSPを開いて、まず何をした?
最初の1人を捕まえるまでが長い
敵を撃ち倒すのではなく、眠らせて引きずる遊び方に、最初は戸惑った人もいるはずです。ですが、仲間が増えていくと、部隊を組む楽しさが見えてきます。
- 最初の捕獲相手は誰だったか覚えていますか
- 無線LANのスポットを探して、外でPSPを開いたことはありますか
- 部隊のメンバーに、どんな名前を付けましたか
読み物としても、攻略の入口としても、まずミッション攻略から1面ずつ思い出していくのがおすすめです。
- No.01 ポータブル・オプス ストーリー|ネタバレ段階式あらすじ PSP『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』の物語を、ネタバレなしの導入から段階的に開いて読めるあらすじで紹介。1970年、FOXの反乱とスネークの汚名をたどります。なつかしさ ★★★★☆
- No.02 1970年の物語:ポータブル・オプスはMGS3の次、MGS1の前 ポータブル・オプスはメタルギアシリーズのどこに位置するのか。MGS3の6年後、初代メタルギアより前という時系列と、正史扱いが揺れる理由、後続作とのつながりを整理します。なつかしさ ★★★☆☆
- No.03 ポータブル・オプス とは|よくある質問まとめ PSP『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』とは何か、発売日、あらすじ、仲間集めの仕組み、通信対戦、今から遊ぶ方法まで、よくある質問に短く答えます。なつかしさ ★★★☆☆
- No.04 ポータブル・オプス 用語集|FOXからAPスキャンまで PSP『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』に出てくる用語を、世界観、システム、通信の3分野に分けて解説。CQCやスカウト、APスキャンなどを短く引けます。なつかしさ ★★★☆☆
よくある質問
メタルギアソリッド ポータブル・オプスはいつ発売されましたか?
日本版は2006年12月21日、北米版は2006年12月5日です。欧州や豪州の発売日は資料によって分かれるため、日本版と北米版の日付で覚えておくと確実です。
ポータブル・オプスはどんなジャンルのゲームですか?
戦略諜報アクションです。敵に見つからずに進むステルスが基本で、倒した敵を捕らえて仲間にし、部隊を育てる要素が加わっています。
ポータブル・オプスは一人用ですか?
ストーリーは一人用です。通信対戦は最大6人まで遊べました。1本のソフトを使って最大4人で遊ぶゲームシェアリングにも対応していました。