もじぴったんアドバンス(GBA 2003)の特徴と曲|外で遊んだ思い出
通学のバスの中、旅行の車の中。ポケットサイズのもじぴったんは、どんな音で遊べたでしょうか。
なつかしさ ★★★★☆
この記事の要点
できたことば ×5- GBA 版『ことばのパズル もじぴったん』は2003年1月10日にナムコが発売した、シリーズ初の携帯機版で、定価は4,800円(税別)
- PS2 版の翌日に発売され、「家では PS2、外では GBA」という使い分けが当時のレビューで紹介された
- 対戦モードはなく、「すぺしゃる」は PS2 版の4ステージに対して8ステージある
- 歌入りで残ったのは「ふたりのもじぴったん」と「じゅもんをあげるよ」の2曲のみで、ほかの BGM はインスト化された
- 2006年2月にバリューセレクション版、2015年3月18日にバーチャルコンソール版が登場した
カートリッジを差し込むと、小さな画面でも「ぴったん」
家のテレビの前を離れても、ことばのパズルはできる。GBA 版の魅力は、まずそこにありました。画面は小さくても、ひらがなのブロックを置いて、ことばがつながる気持ちよさは変わりません。
ここでは、シリーズ初の携帯機版であるGBA 版の基本データと、PS2 版との違い、そして音楽の扱いを見ていきます。
ポケットの中でも、ぼくは元気だよ!
GBA 版のデータ
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2003年1月10日 |
| 発売元 | ナムコ |
| 定価 | 4,800円(税別) |
| ファミ通クロスレビュー | 33点(40点満点、Wikipedia の記載による) |
| 後年の版 | バリューセレクション(2006年2月)、バーチャルコンソール版(2015年3月18日) |
PS2 版の発売が2003年1月9日、GBA 版はその翌日でした。同じ年の同じ週に、家庭用の据え置き機と携帯機の両方でシリーズが始まった、少しめずらしい発売でした。
PS2 版と GBA 版を比べた Game Watch のレビューは、両方に好意的で、「家では PS2、外では GBA」と使い分けられる点が紹介されています。
PS2 版との違いを並べると
収録内容を並べてみると、役割の違いがよく見えてきます。
| 項目 | PS2 版 | GBA 版 |
|---|---|---|
| 対戦モード | あり(48ステージ) | なし |
| すぺしゃる | 4ステージ | 8ステージ |
| もじくんかるた | あり | なし |
| 歌入りの曲 | 多数 | 2曲のみ |
GBA 版には、友達と並んで遊ぶ対戦はありません。そのかわり、ひとりで解く「すぺしゃる」のステージは PS2 版より多く、手元でじっくり遊ぶ作りでした。
小さなスピーカーから聴こえた歌
PS2 版では、歌詞付きの BGM が多く収録されていました。GBA 版では、それらの BGM は歌のないインスト版になりました。
そんな中でも、歌入りのまま残ったのが「ふたりのもじぴったん」と「じゅもんをあげるよ」の2曲です。どちらも作詞は後藤裕之さん、作曲・編曲は神前暁さん、歌は古原奈々さんの曲で、GBA の小さなスピーカーでも、ボーカルが流れました。音質は、当時のレビューで低めと紹介されています。
イヤホンをつけて遊んだ人は、あのこもったような、でも妙になつかしい歌声を覚えているかもしれません。曲の話は ふたりのもじぴったん と じゅもんをあげるよ にくわしく書きました。
手のひらでも変わらなかった、ゲームの核
遊びの中心は、PS2 版と同じです。盤面にはあらかじめ文字が置かれていて、「えらぶくん」から選んだひらがなのブロックを置き、隣り合う文字とつないでことばを作ります。ステージごとの条件を満たせばクリアで、一文字で縦と横のことばが同時にできる「連鎖」が見せ場になるのも、そのままでした。
動く床や回転する床のようなギミックも、小さな画面の中で登場します。置く場所を考えるパズルの面白さは、画面の大きさに左右されないということです。
英語版 Wikipedia は、このシリーズが「独創性、対戦、中毒性」で評価された、と紹介しています。対戦こそ GBA 版にはありませんが、「もう1面だけ」とやめられなくなる中毒性は、携帯機でこそ光ったのではないでしょうか。
すき間の時間と、のちの作品へのつながり
GBA 版はその後も姿を変えて遊ばれ続けました。2006年2月には、廉価版のバリューセレクションが出ています(バンダイナムコの年表による)。さらに、2015年3月18日にはバーチャルコンソールとしても配信されました。
また、2007年の DS 版には、GBA 版と連動して問題が120問追加される仕組みがありました。小さなカートリッジが、のちの作品ともつながっていたわけです。DS 版のくわしい話は DS と Wii のページ にあります。
電車を待つ間、親戚の家に向かう車の中、ベッドに入ってからこっそり。GBA は、そうした「すき間の時間」のためのゲーム機でした。携帯機で遊ぶ文字パズルは、画面を見つめて考える時間そのものを、手のひらに持ち歩けるものにしてくれました。
ことばのパズルは、ステージごとに区切って遊べるので、そのすき間にちょうどはまります。あなたはどんな場所で遊んでいましたか。次は、同じ曲が大きく広がった PSP『大辞典』 を見てみましょう。
よくある質問
もじぴったん GBA 版はいつ発売されましたか?
2003年1月10日で、定価は4,800円(税別)です。PS2 版(2003年1月9日)の翌日にあたります。
GBA 版に歌入りの曲はありますか?
「ふたりのもじぴったん」と「じゅもんをあげるよ」の2曲が、歌入りで収録されています。ほかの BGM は歌のないインスト版です。音質は低めと紹介されています。
GBA 版と PS2 版の大きな違いは何ですか?
GBA 版には対戦モードがありません。「すぺしゃる」は GBA 版が8ステージで、PS2 版の4ステージより多くなっています。