思い出と文化
時代の空気
ぼくのカブト虫 2001|GBA発売4カ月、夏休み前の年表
GBAが出て4カ月、ムシキングはまだ影も形もない。そんな2001年の夏に、このゲームは出ました。
なつかしさ ★★★★☆
この記事のまとめ
- ゲームボーイアドバンスは2001年3月21日に9,800円(税別)で発売され、日本の初週販売は61.2万台だった
- 『ぼくのカブト虫』は2001年7月13日の発売で、GBAが出て約4カ月、普及の初期に出たソフトにあたる
- 『甲虫王者ムシキング』の稼働開始は2003年1月21日で、本作はそれより約1年半前に出ている
- GBAは2002年2月1日に8,800円へ値下げされ、2003年6月27日には別作品『ぼくのカブト・クワガタ』が出た
GBAを買ってもらって、まだ4カ月
2001年の春に、ゲームボーイアドバンスが出ました。発売日の初週だけで、日本では61.2万台が売れたそうです。
その本体を買ってもらって数カ月、まだソフトの顔ぶれも少ないころに、夏休み向けのソフトとして並んだのが『ぼくのカブト虫』でした。派手な宣伝で記憶に残るタイプではなくても、売り場の隅で見かけた人はいるかもしれません。
お年玉で買ったアドバンス、まだソフト少ないんだよなあ
2001年から2005年の年表
『ぼくのカブト虫』の前後を、資料で分かる範囲で並べます。
- ゲームボーイアドバンス発売(9,800円・税別)。日本の初週販売は61.2万台。
- 『みんなの飼育シリーズ1 ぼくのカブト虫』発売(MTO、5,200円・税別)。
- GBAが8,800円に値下げ。
- アーケード『甲虫王者ムシキング』(セガ)が稼働開始。
- 別作品『ぼくのカブト・クワガタ』発売(4,800円・税別)。
- 『みんなのソフトシリーズ2980 ぼくのカブト・クワガタ』発売。
2001年7月13日は金曜日でした。ゲームの中の夏休みは7月20日ごろに始まるので、発売の1週間後から遊ぶ夏、という巡り合わせです。
ムシキングより前の、素朴な虫の夏
虫のゲームといえば、いまはムシキングを思い浮かべる人が多いでしょう。アーケードの稼働開始は2003年1月21日で、累計出荷カードは4億9,800万枚(2007年2月末、セガ発表)にのぼりました。
『ぼくのカブト虫』は、それより約1年半前の作品です。つまり、ブームに乗って作られたゲームではありません。ブームが来る前の、「夏休みになったら森でカブトムシを捕る」という素朴な文化を題材にした一本でした。
2001年当時に昆虫ブームがすでにあったかどうかは、はっきり言えません。ただ、「虫を捕って、育てて、強い虫で戦う」という遊びの形が、ムシキングの前にGBAでも遊ばれていた、というのは確かです。
2003年のカブト・クワガタと混ざらないために
2003年6月27日には、シリーズ3作目として『ぼくのカブト・クワガタ』が出ました。ムシキングの稼働開始から約5カ月後のことです。
名前が似ていますが、これは別の新作です。時間軸で見ると、2001年が『ぼくのカブト虫』、2003年がカブト・クワガタ、と2年のひらきがあります。詳しい違いは シリーズの違いまとめ にまとめました。
記録が残りにくいゲーム
正直に言うと、当時の雑誌のスコアや売上の数字は、あまり目にする機会がありません。大きく語られるタイプのソフトではなかったのでしょう。
そのぶん、遊んだ人の記憶が頼りです。夏休みの思い出と一緒に、胸の奥にしまわれている人も多いでしょう。2001年の夏、GBAに差したあのカートリッジの感触を、友達と話しながら思い出してみてください。
ゲームの中身は どんなゲームだった? に、夏休みの流れは 夏休みの流れ にあります。
よくある質問
ぼくのカブト虫はムシキングのブームに乗って出たゲームですか?
いいえ。ムシキングのアーケード稼働は2003年1月21日で、本作は2001年7月13日の発売なので、ブームより前に出ています。
ぼくのカブト虫が出たとき、GBAはどれくらい普及していましたか?
GBAは2001年3月21日に発売され、日本の初週販売は61.2万台でした。本作はその約4カ月後に出ており、普及の初期のソフトです。
2001年当時、GBA本体はいくらでしたか?
発売時は9,800円(税別)でした。2002年2月1日に8,800円へ値下げされています。