物語
ロストレグナム ストーリー|魔窟の皇帝の物語
皇帝はなぜ姿を消したのか。調査隊の一員として潜った地下の都市には、書物の断片が散らばっていました。
なつかしさ ★★★★☆
この記事の要点
- 物語の発端は、行方不明になった皇帝を探すため、調査隊が神殿都市に潜入すること
- 都市は異形のモンスターや荒くれ者の巣窟になっており、拠点は非戦闘エリアの公共広場
- 英語版の舞台名は Antinopolis で、史実のアンティノオポリスを下敷きにした代替歴史の設定
- 物語の背景は、ダンジョンで見つかる全31冊の書物から少しずつ読み取る作りになっている
- ネタバレが苦手な人は、折りたたみの手前までで止めても導入の雰囲気はつかめる
地下に消えた皇帝の噂
どこから話を始めればいいか迷うゲームです。台詞でぐいぐい語られるというより、迷宮の隅に落ちている書物を拾い、つなぎ合わせて「そういうことだったのか」と気づく。そんな物語だったと記憶している人も多いはずです。
この章は、ネタバレなしで読める範囲から始め、折りたたみを開くごとに深くなります。ここで止めても問題ありません。
陛下の足取りを追え。何が潜んでいても驚くな
ネタバレなしのあらすじ
公式の紹介は、とても短いものです。行方不明になった皇帝を探して神殿都市に潜入すると、そこは異形のモンスターや荒くれ者の巣窟だった。以上です。
欧州向けの紹介では、もう少し具体的に書かれていました。皇帝ハドリアヌスが妻のために建てた都市で、皇帝は神殿に閉じこもり、住民は逃げ出した。そこへ調査のため、戦士の特別チームが送り込まれます。レビューには、プレイヤーはローマ帝国に雇われた傭兵で、避難先として新都市を建設中に消えた皇帝を探すのだ、とも書かれています。
- 拠点は、戦いのない広場「公共広場」
- 都市に待っているのは、神話の生き物、アンデッド、泥棒、放浪者
- 4つの職業にはそれぞれ個別の背景がある
- ダンジョンは16か所と隠し1か所で、クリアすると次の迷宮が開いていく
神殿都市のモデルは実在の街
英語版では、舞台の都市名が Antinopolis と表記されます。史実では、ローマ皇帝ハドリアヌスが紀元130年ごろにナイル川で亡くなった若者アンティノウスを悼み、記念して都市アンティノオポリスを建てました。ゲームはこれを下敷きにした代替歴史の設定です。
ただし、レビューは「ゲーム内の導入は行方不明と述べるだけで、史実とは違う」と指摘しています。ローマ風の石造りの街並みと、異形の怪物が同居する不思議な空気は、こうした「史実の骨組みに怪異を載せた」作りから来ていたのかもしれません。
書物を拾って読み解く物語
物語の肝は、作中で集められる書物(全31冊)です。奴隷長の日記、邪教徒の書簡、夢想録、血染めの手紙。ダンジョンの箱や樽、死体を調べたとき、初回だけ手に入る品がそれにあたります。
拠点のアルドラ(調査隊長)は、ストーリーの進行に応じて指南書の内容を増やします。物語を追う道しるべは、この二つです。ダンジョンのどこで何が手に入るかは、全17ダンジョン 探索マップ でも少し触れています。
⚠ 都市ができるまで(序盤のネタバレ)
公式wikiの導入によると、帝国歴165年、第14代皇帝ハドリアヌスは賢帝でしたが孤独で、若者アンティノスに救われて深く愛しました。余生を共にするため辺境に神殿都市アンティノポリスを建て、やがて姿を消します。新皇帝は調査隊を送り込みました。
書物から読み取れる経緯もあります。都市を設計したのは建築家ラビリウス。アンティノスは盗賊の地下牢に囚われていたところを皇帝が救い出しました。そこへ、異国の神官マルドゥクが、時の流れを遅める力のある土地だと皇帝に勧めた、とあります。
⚠ 儀式と都市の異変(中盤のネタバレ)
邪教徒の書簡は、ラマシュトを奉じる一派が儀式を計画していたことを示します。いけにえに毒を混ぜて仮死状態にし、皇帝を洗脳する計画でした。誰がいけにえだったかは名指しされませんが、アンティノスを指すとみられています。
儀式は成功しますが、都市の住民の魂が不完全に抜け、「生きる屍」になりました。その後、ラビリウスが結界を張り、宮殿の構造が変化して邪教徒は閉じ込められます。血染めの手紙には、アンティノスの死後に皇帝が変わり、マルドゥクが微笑んでいたとあります。夢想録3は、世界を呪う独白で終わります。
⚠ 終盤の敵と結末まわり(最大のネタバレ)
終盤の舞台は、幽世の門の最深部です。最終ボスは「狂帝ハドリアヌス」で、戦いは2戦あります。その手前、列柱の広間にはマルドゥクが待ち構え、こちらも2段階の戦いです。
結末の細部は、各キャラのエンディングを含めて、ここでは触れません。レビューによると、最終ボスだと思ったら続く展開が少なくとも3回あった、といいます。皇帝の最期にたどり着くまで、思った以上に長かったと感じた人もいたのではないでしょうか。
本を拾うたびに足が止まった
拾い読みの楽しみ
迷宮の探索に夢中で、書物を読み飛ばした人も多いかもしれません。そうなると、物語は「皇帝を探して深い所へ行く」という筋に感じられます。ゲームを終えたあとに、31冊を読み返して初めて背景がつながった、という遊び方もありえます。
ネタバレを避けたいなら、先にストーリーを読むより、先に潜るほうが楽しめるタイプのゲームでした。登場人物の整理は 住民・ボス、聞き慣れない固有名詞は 用語集 が助けになります。
よくある質問
ロストレグナムのあらすじを短く教えてください。
行方不明になった皇帝を探して神殿都市に潜入すると、そこは異形のモンスターや荒くれ者の巣窟だった、という導入です。プレイヤーは調査隊の一員として迷宮を進みます。
ロストレグナムの舞台はどこですか?
皇帝が築いた神殿都市です。英語版では Antinopolis と表記され、ローマ皇帝ハドリアヌスと縁の深い都市アンティノオポリスを下敷きにした設定とされています。
ストーリーは職業によって違いますか?
各職に個別の背景があり、エンディングまで描かれるとされています。具体的な違いはネタバレになるため、プレイしながら確かめてください。