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ローズマリー(宍戸留美)|なぜ忘れられないライバルなのか

優しい友達だったはずの少女が、物語の後半で忘れられない存在になる。ローズマリーという人物を振り返ります。

なつかしさ ★★★★★

この旅の要点

  • ローズマリー・アップルフィールドは、ナージャと同じ孤児院で育った少女で、声は宍戸留美が演じた
  • 幼いころからプリンセスに憧れ、ナージャに「ナイト役」をさせて遊んでいた
  • 第1話ではほぼ背景にいる存在で、第2話で名前とセリフが与えられ、第28話で物語に再登場する
  • 後半では、ナージャの前に立ちはだかる大きな壁になる

孤児院のプリンセスごっこ

同じ孤児院で育った二人。ナージャが「お姫様を守るナイト」の役で、ローズマリーが「お姫様」の役。そんな遊びを覚えている人もいるかもしれません。ローズマリーは、幼いころからずっとプリンセスに憧れていました。

ローズマリー風

私はお姫様。あなたは私のナイトよ

ローズマリーという人物は、後半の物語にとても大きな影響を与えます。しかしその姿は、第1話ではほとんど背景にすぎませんでした。

登場するたびに変わっていく存在感

場面 話数 内容
孤児院での登場 第1話 ほぼ背景の扱い
名前とセリフ 第2話 ナージャの旅立ちでいったん退場
再登場 第28話 舞台に現れ、悪役色が濃くなる

再視聴で楽しいのは、第1話の背景です。のちに物語の大きな柱になる少女が、ほぼ名前もなく座っている。そのことを知ったうえで見返すと、画面の見え方が変わります。

声を演じたのは宍戸留美です。後半のナージャと対立するまでの変化を、声の演技が支えました。ローズマリーのプロフィールは、年齢が13歳ほどとされる資料もあります。

屋根裏の夢想という名場面

第28話の「危険なプリンセス」では、ローズマリーが屋根裏部屋で夢想する場面があります。ニコニコ大百科にも名場面として紹介され、「私は プリンセス ローズマリー」という言葉とともに語られます。明日は王子様が迎えに来る、と信じる姿は、憧れと危うさが同居していました。

この場面を境に、ローズマリーは物語の主役級の人物になっていきます。この回を何度も見返した、という人もいるのではないでしょうか。

物語の核心に関わる部分

ローズマリーがなぜ変わったのか、そして最後にどうなるのか。ここから先はネタバレです。

⚠ ローズマリーの変化と結末を開く

スペイン編で、ナージャが貴族の娘だと知ったローズマリーは、嫉妬に燃えます。そして、ヘルマンと組んで、ナージャになりすますようになります。

名場面として、ウィーンのパーティでナージャの母の形見のドレスを引き裂く場面、教会の鐘の音でナージャの呼びかけがかき消される場面、ナージャが投獄されたあと、雪の屋敷で一人高笑いする場面が語られます。ナージャが本気で怒り、平手打ちをする場面もあります。

結末では、ロッソとビアンコの暴露によって偽者と発覚します。最後は開き直りつつも、ナージャの夢である母との再会を奪ったことは謝罪し、貴族社会でただ一人、コレットだけが優しくしてくれたと告げて、屋敷を去ります。「欲しいものは自分の手でつかまなきゃダメ」という台詞も、この終盤の姿に重なります。

後日談のドラマCD『明後日のナージャ』では、自活できずに一座に転がり込み、悪だくみを続けようとする姿が描かれます。貴族社会の実態を見て、憧れが薄れた、と解釈する紹介もあります。

孤児院の仲間たちと、同じ姓のふたり

アップルフィールド孤児院には、ローズマリーのほかにも個性的な子どもたちがいます。院長先生は瀬能礼子、エヴァンズ先生は永野愛、オリバーは橘U子、アレックスとフィービーは能登麻美子、デイジーは松本美和、ピーターは永野愛、ニコルは秋谷智子が演じました。

ナージャもローズマリーも、姓は「アップルフィールド」です。孤児院の名前と同じで、同じ姓からは、二人が家族のような間柄だったのかもしれない、と想像したくなります。だからこそ、後半の対立が重く感じられます。

再視聴するなら、この回から

ローズマリーを意識して見返すなら、次の回をたどると流れが分かります。

  • 第1話:孤児院の場面。背景にいる少女たちのなかに、ローズマリーがいる
  • 第2話:名前とセリフが与えられる
  • 第28話:再登場。屋根裏部屋での夢想
  • 第38話:サブタイトルにローズマリーの名前が出る「ローズマリー笑顔の陰謀」
  • 第46話:サブタイトルは「ふたりのナージャ、対決!」

サブタイトルを順に見るだけでも、ローズマリーが物語の後半でどれだけ大きな存在になるかが伝わります。

憎めなかった理由を考える

嫌いになれない ローズマリーには、ナージャへの嫉妬と、孤児院で育った自分への思いが重なって見えました。悪役なのに憎めないのは、「欲しいものがある」という気持ちが、とても人間らしかったからでしょう。

  • 幼いころの「プリンセスごっこ」が、後半の行動の伏線にも見える
  • 第1話の背景から主役級になるまで、成長の幅が大きい
  • ニコニコ動画には、ローズマリーをテーマにした動画が投稿されている

ナージャとの関係はナージャのページ、再登場したスペイン編のページ、名場面は名場面と名セリフのページでも触れていきます。

なつかしさ ★★★★★

よくある質問

明日のナージャのローズマリーの声優は誰ですか?

宍戸留美です。ナージャと同じ孤児院で育ったローズマリー・アップルフィールドを演じています。

明日のナージャのローズマリーは何話から悪役になりますか?

第28話「危険なプリンセス」で再登場し、悪役らしさが強まっていきます。そのきっかけと、その後の展開は物語の核心に関わります。

明日のナージャのローズマリーは第1話から出ていますか?

はい、孤児院の少女として第1話から画面に出ています。ほぼ背景の扱いで、第2話で名前とセリフが与えられました。

参考にした情報