第1〜3巻
第1〜3巻|「ハニ太郎です。」から「3ばんめ」まで
1995年、学校の怪談の棚にやってきた埴輪。最初の3冊は、約8か月のあいだに出そろいました。
このページの要点
- 第1巻『ハニ太郎です。』は1995年2月刊、158ページ、580円(税込)、レーベル番号K-17で、ISBN-10は4-591-04660-5
- 第2巻『やっぱりハニ太郎です。』は1995年7月刊、156ページ、580円(税込)、K-18
- 第3巻『3ばんめのハニ太郎です。』は1995年10月刊、156ページ、580円(税込)、K-19
- 3冊とも「ポプラ社文庫 学校の怪談」のレーベルで出た、前嶋昭人の作・絵によるギャグ漫画
- 第1巻は読書メーターに19件の登録があり、「1巻がいちばん面白い」と評する読者レビューもある
「です。」で終わる題名に出会った日
背表紙に「ハニ太郎です。」。名乗りだけで終わる、妙に堂々とした題名です。怪談の本が並ぶ棚で、これだけ笑っている感じがして、つい手に取った人もいるのではないでしょうか。
まずは1さつ目。おぼえておくがよい
ここでは第1〜3巻の3冊を、刊行順にたどります。
1995年の3冊を並べると
| 巻 | 題名 | 刊行 | ページ | 価格 | 番号 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ハニ太郎です。 | 1995年2月 | 158 | 580円(税込) | K-17 |
| 2 | やっぱりハニ太郎です。 | 1995年7月 | 156 | 580円(税込) | K-18 |
| 3 | 3ばんめのハニ太郎です。 | 1995年10月 | 156 | 580円(税込) | K-19 |
ISBN-10は第1巻が 4-591-04660-5、第2巻が 4-591-04835-7、第3巻が 4-591-04890-X です。書誌は国立国会図書館とopenBDの記録にそろえています。なお第2巻の刊行月は、5月とする資料もあり、資料によって分かれます。
間隔を見ると、1巻から2巻までが約5か月、2巻から3巻までが約3か月です。2年目に入る前に3冊が出そろった、勢いのある立ち上がりでした。
題名だけで笑える「やっぱり」と「3ばんめ」
第2巻の「やっぱり」は、ひとつ前の巻を読んだ人に向けた呼びかけのような言葉です。第3巻は、巻数をそのまま題名に入れた「3ばんめの」。この数字入りの題名は、のちに「7ばんめの」「10コ入り」と引き継がれていきます。
題名から読み取れるのは、凝った副題をつけるより、毎回おなじ型に別の言葉を乗せて遊ぶ作りだということ。「です。」の三文字が全巻の背骨になっています。
第1巻の設定と、読者の声
第1巻の出だしの設定として知られているのは、夏休み最後の日に、宿題が終わらない小学5年生のよしおが、カレーの容器を魔法のランプのようにこすると埴輪のハニ太郎が出てくる、というものです。これはアニメ版の紹介を中心にした設定で、原作もほぼ同じ設定とされています。詳しくはあらすじのページで紹介しています。
読者の評価も少しだけ分かります。
- 読書メーターの第1巻は登録19件、感想3件で、評価は40%
- 作品データベースの読者レビューには「1巻の面白さ」「1巻がピーク」と語るものが2件
- 一方で、巻を重ねるごとに好みが分かれたという声もある
どれも個人の感想で、数もごくわずかです。それでも、第1巻の印象がいちばん強く残っている人が多そうだ、という手がかりにはなります。
学校の怪談のとなりで笑っていた本
この3冊が出た1995年は、小学生のあいだで学校の怪談が流行していた時期でした。『ハニ太郎です。』は怪談そのものではなく、ギャグ漫画です。それでも同じレーベルに入っていたため、図書室で怪談本と並んで置かれていたという思い出話が聞かれます。
当時の空気は学校の怪談ブームのページに、全巻の位置づけは全14巻ガイドにまとめています。続きの巻は第4〜7巻へどうぞ。
よくある質問
ハニ太郎です。の第1巻はいつ出ましたか?
1995年2月です。ポプラ社の「ポプラ社文庫 学校の怪談」から、158ページ、580円(税込)で刊行されました。
第2巻の題名は何ですか?
『やっぱりハニ太郎です。』です。国立国会図書館の記録では1995年7月刊で、156ページ、580円(税込)です。
第1〜3巻にはどんな話が入っていますか?
巻ごとの収録話は、このサイトでは載せていません。確かな書誌と、読者の感想の傾向を中心に紹介しています。