第8〜11巻

第8〜11巻|カレー味から「ぼよよん」まで

カレー、いらっしゃいませ、10コ入り、ぼよよん。題名がいちだんと自由になる4冊は、アニメ放送の時期と重なります。

このページの要点

  • 第8巻『カレー味ハニ太郎です。』は1997年8月刊、152ページ、600円、レーベル番号K-27
  • 第9巻『いらっしゃいませ・ハニ太郎です。』は1997年12月刊、146ページ、600円、K-28
  • 第10巻『10コ入りハニ太郎です。』は1998年4月刊、第11巻『ぼよよんハニ太郎です。』は1998年7月刊
  • テレビアニメ版は1997年秋〜98年1月に放送され、第9巻の刊行時期と重なる
  • レーベル番号は第7巻のK-23から第8巻でK-27へ飛び、シリーズ名の表記も「学校の怪談文庫」に変わる

カレー味って、そういえば

第8巻の題名は「カレー味ハニ太郎です。」。ハニ太郎の物語のはじまりが、カレーの容器をこするところだったことを思い出した人は、きっとニヤリとしたはずです。

ハニ太郎風

カレーの容器から出てきたのは、このぼくだぞ

題名の「カレー」が、第1巻の設定を連想させるのは確かです。ただ、この巻の中身がどうなっているかは分かっていません。ここでは書誌の面から、第8〜11巻を見ていきます。

4冊の書誌

巻 題名 刊行 ページ 価格 番号
8 カレー味ハニ太郎です。 1997年8月 152 600円 K-27
9 いらっしゃいませ・ハニ太郎です。 1997年12月 146 600円 K-28
10 10コ入りハニ太郎です。 1998年4月 159 600円 K-29
11 ぼよよんハニ太郎です。 1998年7月 161 600円 K-30

ISBN-10は順に 4-591-05443-8、4-591-05507-8、4-591-05586-8、4-591-05747-X です。

第8巻の題名の「の」の有無や、第9巻の中黒、刊行月(11月とする資料もある)は、資料によって分かれます。ここでは国立国会図書館とopenBDの記録を採りました。

レーベル番号が飛ぶ巻

第7巻のK-23の次が、この第8巻ではK-27。K-24〜26が抜けています。シリーズ名の書き方も、第7巻までは「ポプラ社文庫 学校の怪談」、第8巻からは「学校の怪談文庫」と記録されるようになります。

同じレーベル内で他の本が番号を使ったのかもしれませんが、そこまでは資料から分かりません。背表紙の番号を気にして集めていた人なら、この飛びに気づいたかもしれません。

画面の中のハニ太郎と、本の中のハニ太郎

この4冊は、テレビアニメの時期とぴったり重なります。アニメ版はテレビ朝日系の「スーパーJチャンネル」内で、1997年秋から98年1月まで放送されました(放送開始日は資料によって分かれます)。

  • 第8巻(1997年8月):放送開始の少し前
  • 第9巻(1997年12月):放送のまっただ中
  • 第10巻(1998年4月):放送が終わった後

アニメ版は全70話で、1話は約5分でした。本と画面で別々の出会い方をした人が多い時期ともいえます。違いについては、アニメのページで触れています。

読者の評価と、題名の遊びの深まり

ブクログの平均評価は第8巻3.67(7人)、第9巻3.67(8人)、第10巻3.50(6人)、第11巻3.50(6人)。人数が少ないので統計的な評価とは言えませんが、3点台後半から半ばで落ち着いています。

読者のレビューには「巻を重ねるごとに面白さが変わった」と感じる声と、個性的なキャラクターを好む声が両方あります。好みは分かれるものの、題名の言葉遊びを見るかぎり、作者の遊び心は最後まで衰えていなかったように見えます。

「ぼよよん」で笑ってしまった人へ

「10コ入り」はお菓子の箱のよう、「ぼよよん」は音そのもの。題名の自由さで、巻の中身を勝手に想像した人もいるでしょう。

その想像が合っていたかどうかは、手に取って確かめるしかありません。入手の手がかりは読む方法のページにあります。続きは第12〜14巻へ。全体は全14巻ガイドからどうぞ。

よくある質問

第8巻の題名は「カレー味」ですか「カレー味の」ですか?

国立国会図書館とopenBDでは『カレー味ハニ太郎です。』です。Wikipediaは「カレー味の」と書いており、資料によって表記が分かれます。

アニメ放送の時期に出た巻はどれですか?

第8巻(1997年8月)の直後にアニメが始まり、放送中の1997年12月に第9巻が出ました。放送後の第10巻は1998年4月です。

第8巻以降の値段はいくらですか?

600円の表記です。第1〜5巻の580円、第6〜7巻の618円(税込)から変わりました。

参考にした情報