タイヨウのうた ロケ地|湘南・七里ガ浜と鎌倉を歩く

夜明け前の踏切、海岸、駅前の広場。あの場面の空気を、湘南の街でたどってみませんか。

なつかしさ ★★★★☆

このページの要点

  • 劇中の舞台は神奈川県の湘南、鎌倉・七里ガ浜周辺とされ、江ノ電の沿線がたびたび登場する
  • 薫のストリートライブは鎌倉駅西口の時計台広場、孝治との出会いは七里ガ浜のバス停付近の踏切とファンの巡礼記で紹介されている
  • 公式のロケ地一覧は見当たらず、巡礼記は撮影から年月がたったものが中心で、現地の様子は変わっている可能性がある
  • 踏切は営業中の江ノ電の線路で、劇中のような線路内での撮影や行為は厳禁

潮風と江ノ電の音が、あの夜を連れてくる

観終わったあと、海の近くの街を歩きたくなった人は多いのではないでしょうか。ガタンゴトンと走る江ノ電、夜の海、駅前で響くギターの音。物語の空気は、湘南という場所と切り離せません。

劇中の舞台は、神奈川県の湘南、鎌倉や七里ガ浜のあたりとされています。ここで紹介する場所は、公式のロケ地一覧ではなく、映画を愛した人たちの巡礼記で語られてきたものです。「たぶんここ」という距離感で、読み物として楽しんでください。

孝治風

また明日も、あの踏切で待ってるよ

シーンと場所の対応表

巡礼記の記述を、劇中の場面ごとに整理しました。

劇中のシーン 場所とされるところ
薫が夜に路上で歌い、孝治が通りかかる 七里ガ浜バス停付近
孝治への告白、出会いの場面 江ノ電の踏切(七里ガ浜のバス停そば)
「歌う」と叫んで別れる階段 七里ヶ浜駅の裏手側の階段
将来の話をする海岸 七里ガ浜海岸
薫のストリートライブ 鎌倉駅西口の時計台広場
薫が孝治を追って走る 鎌倉駅付近の横須賀線高架下トンネル
薫の父と美咲が会う店 逗子マリーナ近くの飲食店とされる
横浜デート 元町・中華街駅周辺、日本丸など

薫の自己紹介の場面の踏切は、鎌倉駅から少し歩いた場所とする記述と、七里ガ浜側とする記述に分かれます。父が海で語りかける場面の撮影地も、はっきりした情報はありません。

出演者が語った「踏切」の意味

塚本高史さんはインタビューで、バス停近くの踏切について語っています。孝治が毎日そこにいて、薫がそれを見ていた場所であり、二人が出会って分かり合う大切な場所だったそうです。キスシーンもここで撮影されたと語られています。

現在も見られる場所、変わった場所

江ノ電の七里ヶ浜駅や踏切、海岸、鎌倉駅西口の広場は、いずれも一般の公共空間です。今も訪れることができる可能性が高い場所といえます。

一方で、巡礼記の多くは2008年から2019年ごろのもので、現地の状況は変わっているかもしれません。たとえばバス停の位置について、実際は劇中より10メートルほど海側だったという記述が2008年の訪問記にあります。逗子の飲食店も、今も営業しているかは分かりません。行く前に、最新の情報を調べておくと安心です。

混同しやすいスポット

鎌倉高校前の踏切は、別の人気作品の聖地として世界的に有名です。同じ江ノ電沿線なのでつい重ねたくなりますが、本作のロケ地として紹介された例は見当たりません。

また、2006年のTBS系テレビドラマ版のロケ地情報は、映画のものとは別です。ネットの「ロケ地」の項目を見るときは、どちらの作品の話か確かめましょう。

巡るなら、こんな順番で

巡礼記を読み比べると、湘南の海側と鎌倉の駅前の二か所に分けて歩く人が多いようです。目安として、次のような流れが考えられます。

  1. 鎌倉駅西口の時計台広場で、薫がギターを弾いた場面を思い出す
  2. 江ノ電に乗って七里ヶ浜駅へ向かう
  3. 駅の周辺と七里ガ浜海岸を歩き、孝治が波に向かう場面を重ねる
  4. 夕方の光で海を眺めてから帰る

薫は夜にしか外へ出られない人物でした。昼間の景色を見ながら、夜の空気を想像してみる。それもこの映画ならではの歩き方かもしれません。

歩く前に読んでおきたいマナー

聖地巡礼は、その街に暮らす人たちの日常にお邪魔することでもあります。次の点は、ぜひ守ってください。

  • 踏切は営業中の線路です。 劇中のように線路に入ったり、立ち止まったりしないこと。撮影は安全な場所から
  • 階段は住宅地の中にあります。 行き止まりに近い場所とされるので、静かに歩く
  • バス停や歩道で長時間立ち止まらず、三脚の使用も避ける
  • 住宅や通行人を写真に写し込まない
  • 路上で歌ったり演奏したりする場合は、事前に市や管轄の窓口で決まりを調べる
  • 週末や夏は江ノ電沿線がとても混むので、時間帯をずらす

街ごと好きになる旅に

季節と時間帯を選ぶコツ

夏の週末は、江ノ電も海岸もたいへん混み合います。静かに景色を味わいたいなら、平日の朝や、日が傾く前の時間帯がおすすめです。海辺は日差しが強く、風も出やすいので、帽子や飲み物を持って出かけると安心です。

行けなくても、あの海は心の中にある

遠くて行けない人も、いつか行ってみたい人も、映画を観直せば海と踏切はそこにあります。あらすじ を読み返してから観ると、場面の景色が少し違って見えるかもしれません。

撮影の裏側が気になる人は 制作裏話・トリビア へ。薫を演じたYUIさんと劇中の人物像は 雨音薫のページ にまとめています。みなさんが歩いてみたい場所は、どこでしたか?

よくある質問

タイヨウのうたのロケ地はどこですか?

神奈川県の湘南が舞台とされ、江ノ電の七里ヶ浜駅や踏切、七里ガ浜海岸、鎌倉駅西口の時計台広場などが、ファンの巡礼記で紹介されています。

薫が歌っていた場所は今も行けますか?

鎌倉駅西口の時計台広場は一般の公共空間で、訪れることができるとされています。ただし路上での演奏には決まりがあるため、事前に市などへ問い合わせてください。

鎌倉高校前の踏切は映画のロケ地ですか?

別作品の聖地として有名な場所ですが、『タイヨウのうた』のロケ地として紹介された例は見当たりません。混同しないようご注意ください。

参考にした情報