薫をとりまく人たち|父・母・美咲、孝治の友人とキャスト
薫の物語は、一人きりではありませんでした。家族や友人、街の人たちの顔ぶれを振り返ります。
なつかしさ ★★★★☆
このページの要点
- 薫の父・雨音謙は岸谷五朗、母・雨音由紀は麻木久仁子が演じ、岸谷の感情を出す演技は評価されている。
- 親友・松前美咲は通山愛里。薫と駅前で歌い、孝治の素性を調べ、薫の病気を孝治に伝える。
- 孝治の友人・大西雄太は小柳友、加藤晴男は田中聡元が演じた。
- 医師は山崎一、ストリート・ミュージシャンはマギー、路上ライブのバンドはLACCO TOWERがクレジットされている。
薫の夜を見守る人たち
主人公と相手役の陰で、薫の暮らしを支えた人たちがいます。出番が長くなくても、観終わったあとにふっと思い出す顔があるのではないでしょうか。ここでは、家族と友人、街の人たちをまとめて振り返ります。
父・雨音謙(岸谷五朗)と母・雨音由紀(麻木久仁子)
父の謙を演じたのは岸谷五朗さんです。レビューでは、感情を強く出す演技が「際立っていた」と語られています。笑いの要素もあり、重くなりすぎない空気をつくっていた、と覚えている方もいるかもしれません。
母の由紀を演じたのは麻木久仁子さんで、こちらは抑えた演技と評されています。感情を前に出す父と、静かに受け止める母。二人の対照が、薫の家族のあたたかさを形づくっていました。
薫のことは、父さんが守る
⚠ 父・謙の終盤の場面(結末に触れます)
薫の手が思うように動かなくなったあと、担当医は父の謙に、症状が神経から全身へ広がっていくことを告げます。娘の病状を最初に知らされる立場として、謙は重い役目を担います。
親友・松前美咲(通山愛里)
薫の親友が松前美咲です。演じたのは通山愛里さん。美咲は薫と一緒に駅前で歌い、孝治が通りかかったときも隣にいました。
- 孝治の素性を調べて、同じ学校の藤代孝治だと突き止める
- 薫を探すなかで、孝治に病気のことを伝える(映画版の展開)
美咲がいなければ、薫と孝治の関係は動き出さなかったかもしれません。ドラマ版では孝治が薫の病気を知る流れが異なるため、映画版ならではの役割です。違いは ドラマ版・リメイク版との違い で整理しています。
孝治の周りの人たち
孝治の友人として、大西雄太(小柳友)と加藤晴男(田中聡元)が登場します。孝治の母はふせえりさんが演じました。孝治の人物像は 藤代孝治のページ にあります。
街の人、音楽の人
クレジットには、物語の背景を彩る人たちも並びます。
| 役 | 演者 |
|---|---|
| 医師 | 山崎一 |
| 巡回中の警官 | 小林隆 |
| ストリート・ミュージシャン | マギー |
| 路上ライブバンド | LACCO TOWER |
| レコーディングミュージシャン | MACARONI☆ ほか |
夜の路上で歌う薫の周りには、ほかの音楽の人たちもいました。薫の世界が「歌」でつながっていたことを感じさせるキャスティングです。
当時を思い出すポイント
- 父と娘のやりとりで、笑ってしまった場面はありますか
- 美咲と並んで歌う姿を見て、友達と歌った帰り道を思い出しませんでしたか
- 観終わったあと、真っ先に思い出した脇役は誰でしたか
薫を中心にした人物の関係は 登場人物の一覧 からもたどれます。物語の全体像は あらすじ でどうぞ。
家族の場面を振り返る
薫の家族は、物語の背景というより、薫の夜の暮らしを成り立たせている土台です。昼に外へ出られない娘のために、家の中の暮らしが夜に合わせて回っている。そんな日常の細部が、画面のあちこちに感じられた方もいるのではないでしょうか。
父の謙を演じた岸谷五朗さんには、笑いの要素も含めて「際立っていた」というレビューが寄せられています。母の由紀を演じた麻木久仁子さんは、抑えた演技で娘を見守る姿が印象的、と評されています。劇中の細かい場面の描かれ方は、実際にご覧になって確かめてみてください。
美咲という存在の大きさ
親友の美咲は、薫と孝治をつなぐ役割だけの人物ではありません。夜の駅前で並んで歌うとき、薫は「歌う仲間がいる少女」でいられます。病気のことを孝治に伝える決断も、薫を思えばこその行動でした。
観直すとき、美咲の表情に注目してみてください。薫の隣にいるとき、どんな顔をしているでしょうか。主役二人の後ろにいる親友の存在に、あらためて気づく方もいると思います。
映画の中の「音楽の人たち」
路上ライブのバンドとして、LACCO TOWER がクレジットされています。レコーディングの場面に関わるミュージシャンとして、MACARONI☆ ほかの名前もあります。薫が歌をCDにしようとするとき、周りには音楽をつくる大人たちがいました。曲の背景は YUIと『タイヨウのうた』 で紹介しています。
キャストから逆引きする楽しみ
「この俳優さん、あの映画にも出ていたな」と気づくのも、後から観直す醍醐味です。
- 岸谷五朗さん、麻木久仁子さん、山崎一さん、ふせえりさん、小林隆さん、マギーさんなど、ベテランの名前が脇に並んでいます
- 孝治の友人を演じた小柳友さん、田中聡元さん、親友の美咲を演じた通山愛里さんは、薫と同じ世代の役者として並びました
- 主役の二人を、経験豊かな脇役が囲む。そんな布陣の映画だったことが、クレジットから見えてきます
役名は資料によって表記が揺れる場合もあります。このサイトでは、Wikipediaの役名表に沿って紹介しています。
人物を知ってから観直すと
家族、親友、孝治の友人たち。それぞれの視線が、薫にどう注がれているかを意識して観てみてください。薫の物語は、彼女ひとりの物語であると同時に、彼女を見守る人たちの物語でもあります。あらすじ を読み返してから観ると、人物の立ち位置がいっそうはっきりするでしょう。
よくある質問
薫の両親を演じたのは誰ですか?
父・雨音謙は岸谷五朗、母・雨音由紀は麻木久仁子です。
薫の親友・美咲を演じたのは誰ですか?
通山愛里です。役名は松前美咲で、薫と一緒に駅前で歌う親友です。
映画に出てくる医師役は誰ですか?
山崎一が医師役として出演しています。