2006年の邦画と着うた|タイヨウのうたが生まれた頃の空気

2006年の夏、映画館にも携帯電話にも「あの歌」が流れていました。年表で振り返ります。

なつかしさ ★★★★★

このページの要点

  • 2006年は邦画の興行収入が洋画を21年ぶりに上回った年と報じられた
  • 主題歌「Good-bye days」は2006年6月にリリースされ、着うたランキングで数週間1位になったとされる
  • 映画は6月17日に公開され、7月にはTBS系でテレビドラマ版も始まった
  • 2007年には日本アカデミー賞でYUIが新人俳優賞を受賞し、色素性乾皮症が国の研究事業の対象疾患に指定された

着うたを鳴らしていた夏

折りたたみ式の携帯電話、ダウンロードした着うた、通学の電車でイヤホンから流れる歌。2006年は、音楽を「携帯で買って聴く」ことが当たり前になっていった時代でした。

『タイヨウのうた』の主題歌「Good-bye days」は、その流れの中で多くの人の耳に残りました。着うたランキングで数週間1位を獲得したとされ、CDは約20万枚を売り上げたと紹介されています。ここでは、映画が公開された年の空気を、年表と一緒に思い出してみましょう。

孝治風

あの頃、みんなの携帯からあの曲が鳴ってたよな

邦画が元気だった2006年

この年、邦画の興行収入は1,077億円(前年比131.8%)に達し、洋画の948億円を21年ぶりに上回ったと映連の発表として報じられました。邦画の存在感がぐっと増した一年です。

当時の顔ぶれも並べてみます。

  • 『LIMIT OF LOVE 海猿』: 5月6日公開、全国315スクリーン
  • 『ゲド戦記』: 興収76.5億円で、アニメ作品の首位とされる
  • 『タイヨウのうた』: 興収10.5億円とされる中規模公開作

10億円級の作品が、大作に囲まれながらも記憶に残る。そんな位置づけの映画でした。映画のヒットの詳細は 公開当時の評価・興行・受賞 にまとめています。

年表で見る『タイヨウのうた』の周辺

  • 香港映画『つきせぬ想い』が公開される。のちに本作の原案として語られる
  • シングル「Good-bye days」(YUI for 雨音薫)が発売される
  • 映画『タイヨウのうた』が公開される。試写会ではYUIさんがライブを披露した
  • TBS系の金曜ドラマ『タイヨウのうた』が放送開始。9月15日まで全10回
  • DVDの発売が報じられる(発売日は資料によって異なる)
  • YUIさんが第30回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。色素性乾皮症が難治性疾患克服研究事業の対象疾患に指定される
  • ハリウッド版『ミッドナイト・サン』が公開され、オリジナルが再注目される
  • 韓国版が公開されたとされる

ドラマ版は映画とは設定が異なります。映画の孝治は高校生ですが、ドラマ版は19歳の無職の青年でした。混同しやすいので、ドラマ版・リメイク版との違い も見てみてください。

受賞と、病気への関心

映画が公開された翌年の2007年には、色素性乾皮症が難治性疾患克服研究事業の対象疾患に指定されました。約60万人分の署名が影響したとされ、一部では本作が署名運動を後押ししたとも言われています。ただ、映画との因果関係をはっきり示すことはできません。

また、作中の病気の描写は実際の症例と異なる点があるとの指摘もあります。全国色素性乾皮症連絡会は、病気への関心が高まることを願うコメントを出したと紹介されています。映画をきっかけに病気を知った人は、物語と現実を分けて受け止めることが大切です。

2006年の夏を、いまの目で観直すと

当時は携帯電話の画面で曲を聴いていた人も、いまは配信で気軽に聴けます。同じ主題歌でも、受け取る場所や機器が変わると、聞こえ方まで変わるから不思議です。

もし観直す機会があれば、携帯の着うたで聴いていた頃の自分を思い出しながら、歌のシーンに耳を傾けてみてください。映画の公開日や主題歌の発売日は、この年表と見比べると、夏の空気がより具体的によみがえってくるはずです。

あなたの2006年はどんな夏でしたか

あの夏、何を聴いて、何を観て、誰と過ごしていたでしょう。着うたの音、教室の空気、夏休みの予定。一つ思い出すと、芋づる式に別の記憶もよみがえってくるものです。

色素性乾皮症の背景は、映画を観る入口として大切です。色素性乾皮症とは では、病気そのものを公的な情報の範囲で整理しています。

音楽を聴く道具は変わっても、夏の夕方に流れる歌が心に残る、という体験は今も同じです。あなたの思い出の一曲は、何でしたか。

あの夏の携帯の中身

主題歌についてもっと知りたい人は 「Good-bye days」とは へどうぞ。

よくある質問

タイヨウのうたが公開された2006年はどんな年でしたか?

邦画の興行収入が洋画を21年ぶりに上回ったと報じられた年です。『ゲド戦記』や『LIMIT OF LOVE 海猿』など、邦画のヒット作が並びました。

当時、主題歌はどのように聴かれていましたか?

「Good-bye days」は着うたランキングで数週間1位になったとされ、携帯電話で聴いた人も多かった時代です。CDも約20万枚を売り上げたと紹介されています。

テレビドラマ版はいつ放送されましたか?

TBS系の金曜ドラマとして、2006年7月14日から9月15日まで全10回が放送されました。映画とは別の作品です。

参考にした情報